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私たちの呼吸器は構造上、鼻で呼吸するようにできており、鼻呼吸が確保されている限り、いびきをか くことはありません。 鼻腔の表面の粘膜は「粘膜カーペット」とよばれる分泌液のうすい層でおおわれていて、上皮細胞の繊毛 運動により常に一定方向に移動しています。 この粘液カーペットが健全な鼻呼破を維持する上で重要な役割を演じているのです。つまり、鼻腔内の空気の流れ(気流)が正常であるためには鼻腔粘膜が適度に湿潤し、その表面がなめらかであることが必要だか らです。 鼻粘膜が乾燥すると、その表面に荒れ(でこぽこ)を生じ、空気の流れかスムーズでなくなるため、息苦しくなつてロで呼吸するようになります。 口から吸い込んだ空気が軟口蓋(のどの付近の粘膜)を振動させるために発生する異常音−これがいびき です。 ● 鼻腔内各部名称といびきの発生源(軟口蓋) |