アスピリン   アスピリン探検隊
     
アスピリンは、一般名(化学名)をアセチルサリチル酸といい、解熱、鎮痛剤として超!有名ですネ。
ところで、アスピリンはピリン系ではない!!・・・知ってます?
ピリン系鎮痛剤は、「イソプロピルアンチピリン」や「スルピリン」といった成分の薬です。
アスピリンは ピリンの名が付いていても、ピリン系とは全く違う薬です。
ピリンアレルギーのある人でもアスピリンは大丈夫という可能性はおおいにあります。
アスピリンは1897年に開発されました。そして100年以上、解熱・鎮痛・消炎剤として全世界で使用されています。
しかし1967年、アスピリンに抗血小板作用を有することがわかり、今では使用される多くの部分がその抗血小板作用による血栓を防ぐ作用を目的に使われます。
日本では、その抗血小板作用は知られていたものの、薬事法上は解熱・鎮痛・消炎剤としての効能しか認められておらず、抗血小板としては、適用外で使われていました。
平成12年9月、ようやく抗血小板製剤としてのアスピリンが新たに薬価収載されました。
 アスピリン製剤について
アスピリンは、COXを抑制することにより、プロスタグランジンの産生を抑制し、抗血小板作用、鎮痛作用、解熱作用、抗炎症作用を示すと考えられています。
COXにより生合成されるプロスタグランジンは多種類あり、それぞれ多様な作用を示します(右図)。

PLA2:ホスホリパーゼA2
PG:プロスタグランジン
COX:シクロオキシゲナーゼ
AXA2:トロンボキサンA2
LT:ロイコトリエン







アスピリン製剤は その用量により、
「抗血小板製剤」と
「解熱・鎮痛・消炎剤」に分けられます。



○「解熱・鎮痛・消炎剤」として使用される場合は、
               600〜100mgといった高用量が使われます。
○「抗血小板製剤」として使われる場合は
               80〜300mg程度といった低用量が使われます。

アスピリンは、たくさん服用すればいいといったものではなく、高用量のアスピリンは血液凝固抑制作用が減弱する(これを「アスビリンジレンマ」と言う)うえ、胃腸障害の恐れもあります。

     

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