帯状疱疹による神経痛


急性期の帯状疱疹の発病は外因が毒邪の侵入であり、
内因が肝胆の湿熱などである。湿熱と毒邪が皮膚に停滞
するために疱疹や痛みを引き起こす。
ここにあげた弁証論は、疱疹がとれた後、(医師の治療後)なかなか回復しない状態の人の為のものである

弁証 主証 治法 代表　処方
気滞血オ 疱疹がなくなっても激しい痛みは止まらない。
しばしば両脇の脹痛、不眠、胸脇苦滿などの症状を伴う。
舌質は紫暗あるいはオ斑、舌苔は薄白		 疏肝理気
活血化オ		 冠脉通塞丸
寒湿滞絡 気候が寒くなると、特に冷たい風にあたると痛みを誘発したり
増強したりする。しばしば四肢の冷え、寒がりを伴う
淡暗、舌苔は薄白。		 散寒除湿
通絡止痛		 桂枝加苓朮附湯
気血両虚 　痛みはひどくないが、なかなか治らない。疲れると痛みが
どくなり、休むと軽減する。顔色が悪い、疲労倦怠、
食欲不振など。舌質は淡、舌苔は白。		 益気養血 補中益気湯
四物湯

痛みの中医学


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