生薬について

生薬

生薬・・・自然にある動植物(主に植物) の中で、その物が持つ栄養素としての役割だけではなく、人体に何らか薬用作用を持つものです。

この生薬の中で、便秘に効く生薬は非常に多くの数があります。

  センナ
  センナは、昔から使われている代表的な生薬です。
 センナは、これそのものが医薬品になるため、健康食品には入れることができません。
 これは、腸を冷やし、強く刺激するため、強い下剤としての効果があります。  でもその代り、お腹が痛む副作用も頻繁に見られ、長く続けると体に大きな負担があります。
 有名な歌手の方が亡くなられた誘因がこれだった・・とか・・一時話題になったほど。
  なるべく控え目に 控え目に 〜

  ケンゴシ
  これ、朝顔の種でぇす。昔は市販薬によく入っていたんですが、最近の便秘薬でコレを処方しているものは減ってきました。
 

  ダイオウ
 コレは、漢方薬にの便秘薬には多く使われている生薬ですが、センナと同じで、これそのものが強い医薬品になります。

  ハブ茶
  ハブ茶がお勧めの生薬です。
  これは、体(腸)を暖めて、腸の活動を促します。
 刺激することによって、腸をむりやり動かす「センナ」「ダイオウ」と違って、温めて活動しやすくする!
 これは、原理が全く逆で、いかにハブ茶が体にいいかが分かります。
 でも、それだけに効き目は弱い場合が多いのが欠点ですが・・・

  げんのしょうこ
  皆さんは、「げんのしょうこ」は下痢止め・・ って覚えてる人も多いはず。
 でも、薄めで煎じると便秘にも効くんですヨ〜
 使いようによっては両方に効く つまり、げんのしょうこは腸を健康にする生薬なのだ。
  どくだみ
  漢方では「十薬」(じゅうやく)と呼ばれ、江戸時代に貝原益軒(かいばらえきけん)著の「大和本草」の中で「十種の薬の能ありて十薬となす」と書かれているほどの万能薬。どこにでも見られる白い花が咲く・・あの植物です。
その中でも とりわけ便秘を改善する目的で、多くの人が利用するポピュラーな生薬です。無難な薬なのでお茶代わりに・・・お茶にしてはちょっとマズイか!

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